取引所コインは仮想通貨の切り札になれるか?

2018年1月に時価総額90兆円をつけて以来、仮想通貨市場は低調が続いている。2018年も後半、8月に入っても市場はピーク時の3分の1あたりで低迷したままだ。はたして仮想通貨投資は下火になってしまったのだろうか?

ビットコインをはじめとして、どのアルトコインも例外なく下げ基調である。8分の1にまで値を下げた銘柄もあり、仮想通貨投資家たちはさらなる含み損を抱え、猛暑の中、冷えた汗をかき続けている。

ICOこそは、含み損を抱える仮想通貨投資家たちにとって福音となるはずだった。昨年末、億り人の気分を味わい損ねた2018年組は「今度こそ自分も!」とばかり列に加わる。プレセール 開始後、購入希望者が殺到し、わずか数日で売り切れる銘柄が続出した。なかにはノアコイン のようにわずか半日で110億円売り切ったという銘柄もある。すがりつくような期待のあらわれといえよう。ADAの再来を望むものも多くいた。

そんな仮想通貨銘柄もことごとくICO割れ(上場後、ICO価格を下回ること)を起こし、さらに傷口を広げてしまう結果に。上場後の方が安く買えるなんて、ICO申し込みにどっとアドレナリンを放出させていたあの時の自分が恨めしい。そのうち地合いも良くなるよね。と、慰めてくれる友もいなくなった。

持っているだけで配当がもらえる取引所コイン。
日利が10パーセントを超えることも!などという声がYouTubeやTwitterにあふれはじめたのは、つい6月のことであった。さすがに今は日利は数パーセントに落ちついているとか。

なすすべもなく下落するチャートを眺めるだけだったガチホ組にとって、持っておくだけで日々増えるという配当型取引所コイン(トークン)は、投資スタイルもどこか相性が良さそうである。主な取引所コインを3つほどあげて解説してみたい。

  1. FTコイン(Fcoin)・・・・・(詳細略)
  2. CPトークン(CoinPark)・・(詳細略)
  3. CETトークン(CoinEX)・・(詳細略)

以上のように、いずれもピーク時ほどではないにせよ0.47%〜2.14% ほどの日利が得られる。100万円ほど投資すれば、なにもしなくても月次で14万円から60万円強の配当利益が見込めるというわけだ。

もちろん現実はそれほど甘くはない。配当の原資となるマイニングはこうした独自コイン(トークン)の流通量を増やし続けることになり、1通貨あたりの価値を薄めることから免れない。常時インフレ状態というわけだ。おかげで直近の24時間あたり下落率はどこも4〜5%。日によっては10%を超える下落もあるようだ。たとえ日利2%得られても原資が10%減れば、資産全体から見ればマイナスである。

これには各取引所も価値低下を防ぐための布石を次々に打っている。損失補填を保証するコインを発行したり、保険のためのコインを発行しているようだ。

今後も利用者に安心して利益を還元し続けることができるか否か、配当型独自コインを運用する取引所はいま、正念場を迎えている。

 

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